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「かんぽの宿譲渡問題」に鳩山総務相が異議 [ニュース]

 日本郵政が「かんぽの宿」70施設をオリックスグループに109億円で一括譲渡することに決定したことに対し、鳩山総務相が、納得できないとクレームをつけました。「なぜ今の時期なのか?」「なぜ一括なのか?」「なぜオリックスなのか?」3大疑問ということでした。

 かんぽの宿は、簡易生命保険加入者のための福利厚生目的に保養センターとしてつくられた(天下り先をつくる意味もあった)ようです。民営化に際して、日本郵政の直轄となって「かんぽの宿」という名称になったという経緯があります。

 「かんぽの郷白山尾口」のホームページを見るとなかなか立派な施設のようです。約2万坪の敷地にはロビー・レストラン・大浴場・和室・洋室の客室(43室)などのセンターハウスと別荘風建物のコテージ(10室)などが点在していますと説明書きにあり、そのほかさまざまな娯楽施設が整っているようです。これら70箇所の施設が1ケ所2億円にも満たない金額で売却されるというのでは、あまりにも安すぎるように思われます。

 かんぽの宿は、もともとは国有資産であったものですのに、民営化されたということで日本郵政の西川社長の決済だけで、国に相談もなく決めてしまうというのもおかしいと思います。鳩山総務相の言うとおりであります。西川社長はなぜそんなに売り急ぐのでしょうか?(構造改革派の衰退で、民営化が後退しない前に処分してしまおうしているのではないでしょうか?)

 オリックスグループの宮内義彦最高経営責任者(CEO)は、政府の規制改革・民間開放推進会議の議長として「公的宿泊施設の廃止、または民営化」を決めました。オリックスへの売却は、自分で「かんぽの宿」の払い下げを決めておいて、自ら払い下げを受ける側に回るという、自作自演であり、八百長といわねばなりません。鳩山氏が、『出来レースだ』『こんなときに安売りするのか』と怒るのももっともなのです。

 オリックスの宮内氏は、道路公団でも甘い汁を吸っているのではないかと疑いの目で見られていると思うのですが、それにもかかわらず、「かんぽの宿」の一括払い下げを受けるとは、外見に似合わず相当神経の太い、厚顔無恥なる人なのかもしれません。小泉構造改革で焼け太りした人たちのうちの一人であることは、今回の件で確実となったといえるのではないでしょうか?

 鳩山総務相の言われるように、『李下に冠を正さず』であり、宮内氏は直接タッチした事柄から身を引き、遠くから改革を見守るべであります。法的な問題ではなく倫理の問題があるのです。

 ともかく、週明けには日本郵政から事情聴取するということですから、これまでのいきさつを徹底的に調べて、国民が納得できるような決着が為されるようにしていただきたいと思います。


【かんぽの宿譲渡問題】鳩山総務相、来週にも日本郵政から「事情聴取」(産経新聞)

 衆院予算委員会で民主党の枝野幸男氏の質問を聞く鳩山邦夫総務相=9日午前10時14分、衆院第一委員室(撮影・酒巻俊介) 日本郵政が「かんぽの宿」70施設をオリックスグループに一括譲渡を決めた問題で、鳩山邦夫総務相は9日午前の記者会見で「来週初めにも日本郵政から譲渡のいきさつなど詳しく事情を聴きたい」との考えを示した。一方、民主党はオリックスグループの宮内義彦最高経営責任者(CEO)の参考人招致を求めた。

 鳩山氏は記者会見で、宮内氏が議長を務めた政府の規制改革・民間開放推進会議(現・規制改革会議)が、平成16年8月の中間報告で「公的宿泊施設の廃止、または民営化」を盛り込んでいた事実を指摘。「私は『李下に冠を正さず』と言っている。宮内氏は直接タッチした事柄から身を引き、遠くから改革を見守るべきだ。法的な問題ではなく倫理の問題だ」と述べた。

 「かんぽの宿」問題は、9日午前の衆院予算委員会でも取り上げられた。民主党の枝野幸男衆院議員は鳩山氏の主張に対し、「良識ある発言だ」と賛意を示した上で「オリックスが応札したこと自体が理解不能だ」と述べた。

 国民新党の亀井久興幹事長は「なぜ焦って売るのか」と質問。鳩山氏は「国民は『出来レースだ』『こんなときに安売りするのか』と怒る。日本郵政が目指す会社分割での譲渡には私の認可が必要なのに日本郵政からは一度も相談がない。おかしいものはおかしい」と憤りを露わにした。

 一方、参考人として委員会に出席した日本郵政の西川善文社長は「かんぽの宿は不採算部門で早く売却してしまいたい」と説明した。

 「かんぽの宿」は郵政民営化にあたり、24年9月までに民間譲渡または廃止が法律で決まった。これを受け、日本郵政は昨年4月に一括売却に向け、公募を行い、27社が応札。2度の入札の末、昨年12月にオリックスへの売却が決まった。売却額は109億円だったとされている。
(以上引用)

 かんぽの宿のホームページ
 かんぽの宿『ウィキペディア(Wikipedia)』
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コメント 4

mwainfo

いつもお寄り下さり、真摯なコメントも頂き有難うございます。
by mwainfo (2009-01-10 12:16) 

通りすがりですが

国の政策によって民営化された郵政が不採算事業を入札で譲渡先を決めた事の何がおかしいのか?オリックス以上の条件を出す会社が一つもなかったことを、どうみますか?
by 通りすがりですが (2009-01-13 20:53) 

通りすがり

不採算事業と見せかけてオリックスにたたき売り。
きちんと外部の監査を入れてかんぽの宿事業の経営状態をガラス張りにしてから処分すべきですね。
一般国民は会計の知識が無いから、年間赤字50億円という言葉だけで思考停止して、「それじゃあ二束三文でも仕方がないか」と考えてしまいます。
でも、赤字なんてその内容次第でどうにでもなるのです。
私は赤字の大部分は減価償却費だと見ています。 これなら109億円で買った瞬間から大幅に小さくなる。
by 通りすがり (2009-01-31 03:36) 

ofil425

たしかに、減価償却費が計上されていないとおかしいですよね。
日本郵政は、もっと情報開示すべき義務があるのではないでしょうか?
日本郵政の株式はまだ国にあるのですから。
外資系の会社が間に入って暗躍しているようですから、都合の悪いことがあるのかもしれません。
オリックスとの従業員の雇用義務は2年という情報もあるようです。
その後に転売するだけでも濡れ手に粟のような気がします。


by ofil425 (2009-02-01 23:37) 

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